信頼する力
2010年6月13日:
僕たち日本のサッカーファンは絶望の最中にいた。
日本国民は興味すら持っていなかった。
2010年6月15日:
僕たち日本のサッカーファンには希望の最中にいた。
日本国民は全員がサッカーファンになっていた。
たった一日、たった一試合で、評価を覆した、
南アW杯日本代表(通称、岡田JAPAN)。
そのとき、ピッチの内外で何が起きていたのか?
中心選手の遠藤保仁が語る。
この本はね、ヤットさんの名前で出しちゃだめだと思う。
この手の本は、著者に行ったインタビューを元に、
ゴーストライターが文書に起こす。
そんなことは知ってるし、この本もその前提で読んだ。
にも関わらず、ヤットさんの本としては認められない。
ゴーストライターの主張が強すぎる。
なんなんだ、あの節々に入る"うまい事言ったった"感。
ゴーストライターのドヤ顔が目に浮かぶわ。
特に第三章は、ヤットさんのコメントは2行分しかないんじゃないか?
と思ってしまうくらいの内容。
こんななら、元日本代表の名波や元さん(山口)あたりと、
ヤットさんを対談させて、その内容を載せたほうが、
よっぽど中身が濃くなると思う。
いや、それよりも、
山口&名波(第1次岡田時代)
稲本(トルシエ時代)
中田英(ジーコ時代)
遠藤&長谷部(第2次岡田時代)
と、歴代のボランチを集めた対談開いたら、絶対に面白そう。
稲本&遠藤が中田への不満を言い出して、
それを元さん&名波が宥める、みたいな。
どこか、勇気と財力のある出版社、
この企画を実現してみませんか?