告白 -映画版- | ウチはウチ!!! Re:born

告白 -映画版-

ウチはウチ!!! Re:born-100810告白 ほぼ完璧。


と、言ってよいと思う。


ほぼ完璧な作品。

ではなく、

ほぼ完璧な映像化。

という意味で。


最後に残る気持ち悪さ。

原作を読んだときに感じたこの感触。


この作品の最大の売りであり、

特徴が見事に再現されていた。


何よりも終演後の館内の静けさが、

それを物語っていた。



こう来たかー、と心の中で唸ってしまった、

まるでイメージビデオのような世界。


現実感がまるで無い世界で、淡々と進むそれぞれの告白。

まるで痛みを感じずに行われる、殺人と復讐。


ファミレスで、幸せそうな家族を見た後に、慟哭する主人公。

自分の犯してしまった、最後の殺人を告げられ、慟哭する少年A。


"痛み"


あえて、作品全体からこの感覚を消すことで、

より強くこの感覚を表現している。


この夏の猛暑を吹き飛ばす

気持ち悪さを感じたい人は、ぜひ劇場へ。