終わるW杯。終わるランス。
美しいサッカーを追い求めたスペインが、初優勝。
あのブラジルですら、リアルに徹した大会で、
唯一、美しいサッカーを貫いたスペインが優勝。
なんとも、皮肉めいているようで、
でも、「それがフットボール」と言いたくなるような結末。
準決勝、決勝の強さは圧巻だった。
それでも、スコアは1-0というフットボールの不思議。
フットボールの理想主義者たちは安堵しているでしょうね。
全世界、総インテル化の波を防ぐことが出来たんだから。
もし、スペイン以外のチームが優勝してたら、
今後の4年間は、理想主義者たちにとっては
辛い4年になってたはず。
打倒、スペイン。
打倒、バルサ。
が、今後の4年は色濃くなるんでせう。
フットボールの理想が守られた
大団円から遡ること4時間、
フランスの地では、
一つの時代が終わりを迎えていた。
今年が最後のツールと発言している
ランス・アームストロング。
ツール序盤から、落者に、パンクに、
トラブルに巻き込まれ続けたが、
この日も集団の落車に自身の落車に、
合計三度のトラブルに遭遇。
マイヨ・ジョーヌから13分以上の遅れをとった彼は、
「自身のツールは終わった」と発言。
フットボールの新しい時代が始まり、
ロードレースの一つの時代が終わる。
「W杯イヤーには何かが起こる」とよく言われるが、
まさか tour de france にまで影響するとはね。